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https://note.com/tatsuyaishihara/n/nbca3dcf7060e
最近、何をしているのかの自分自身での棚卸と、そこから派生して今時点で考えていることの定点観測に以下、記録します。(個人の妄想も含まれていますので、ご理解いただき、ご留意ください)
全体としては、「人が少なくなっても暮らしをよりよく維持できる地域」を目指して、そのために私案として考えている「個から共へ」「画一から個性へ」の実行手段としての3つの転換構想を念頭に行動しています。
◎コモンズ構想
個の所有を、共(コミュニティ)の所有に転換していくことで、新たな組み合わせや可能性が生まれるのではないか、という考え。地域へ家を預ける、森を任せるなどの取り組みから少しずつ、所有の概念が変化して、それによりこれまでとは違う流通やまちづくりができるのではないかとも感じています。(石原私案)
〇雲南市木次本通りプロジェクト
なにげなく昨年に参加させていただいた三新塔あきば協議会さんでの空き家再生プロジェクトに感銘を受けて、動かれている皆さんの情報整理や調整をさせていただき、そこからご提案をさせていただいて関わり始めたプロジェクト。官民と言いながら民間にはいろんなところがある中で、商と民とその他いろんなが一緒になれる場をまずは作りながら、さらに多くの内外の人が参加できるものになることを目指しています。
※個人的な妄想としては、社会的投資やうんなんコミュニティ財団の寄付の受け皿機能をうまく組み合わせて、空き家活用SIBというのもあるかもしれないし、もっとストレートに小地域でのコミュニティREIT、地域づくりREITみたいなものを構想して組み合わせ、参加の手法を広げていきたい。
〇雲南市・里山RMO構想プロジェクト
各地域の里山を地域みんなで管理と活用をしていくことで、なるべくそれぞれの負担を小さくしながらも森からの様々な恩恵を得られるようにする、ということを目指して、すでに市で進められている個人の所有山林を今後どうするかの話し合いと連動しながら、林産財を生み出す森、危機管理のための保全する森、生態系として維持する森(TNFD、30by30なども視野に)、広葉樹を活用しかつての里山のように維持する森、とそれらの組合せで考えながら活用を検討。まずは地域での把握と話し合いから。コミュニティ財団でこちらもハブ的な役割が担えるといいのではと考え中。
妄想としては、PTAで半日みんなで広葉樹を切って切り出せば、学校や園に必要なものを少し買うお金ができる、くらいの小さな経済が回ることもいいんではないかと思いながら。
〇雲南市空き家などの相談と寄付の仕組み構築プロジェクト
うんなんコミュニティ財団により地域の不動産を寄付で受けることで、子の所有から共の所有へ移し、あらたな活用の道を見出す、というコモンズ化構想のど真ん中のプロジェクト。司法書士さんや地元金融機関さんとのネットワーク構築と、そこでの議論から、遺贈も視野に入れた空き家や山林などの寄付に関する課題点や進め方の検討、地域での空き家活用の勉強会、そして寄付の方法をわかりやすく示すパンフレットづくり。コミュニティ財団がちゃんと普段の基本機能(みんなの力を必要とする人が寄付を集めるための装置となる)が動き続けているからこそ、可能性があるのではと実感。
まずは相談会やパンフレットから徐々に着実に。
◎業の共有・統合構想
これまでその事業所や事業が持っていた機能を他と共有する、店舗や事業所をシェアする、組み合わせる、統合する、転化するなどにより担い手が少なくなる中で、地域に必要な機能を維持する、という考え。(石原私案)
〇木次商店街のお店をシェアしてもらうプロジェクト
雲南市木次の商店街にあるお店に、お店の中を少し貸してもらってお店や事務所をする、ということをすることで新旧ハイブリッドな商店街を模索するプロジェクト。まずは浪花酒店さんのお店で夜営業イベントから。つぎは店内の端に事務所を置かせてもらう目論見。
〇脱炭素・エネルギー転換・資源循環の人材育成やコーディネートを考えるプロジェクト(@おっちラボ)
エネルギーだけでなく様々な資源が日本で、地域で、ある程度まかなえる状況と、それにより地域であらたな複合的な事業が生まれることを目指すプロジェクト。欧州のエネルギーエージェンシーや国内での脱炭素中間支援の取り組みも見つつ、日本の地域にフィットしたあり方を考えたい。雲南ではエネルギー転換人材育成事業として、サーキュラーや電力関係、断熱関係の学びから。岡山では取り組み企業と地域組織や学生との交流から考えていきたい。
◎一人ひとりのスキルと経験を大切にする学び構想
これまでの大学進学が目標の教育から脱却し、何をしたいのか、何が得意なのか、何に夢中になれるのかに着目し、一人ひとりの関心、スキル、経験を大切にそれを伸ばし、それを可視化し、そこから仕事や暮らしにつなげるという考え。普通科の「普通」ってなんだ?から、もっとジョブ型の実業高校の重要性への理解が広がる社会にもしたい。そして、今の時代中長期的に物事をみれる人材も大切と感じています。(石原私案)
〇雲南市えすこユニバーシティ構想の実体化検討(@おっちラボ)
市内で開催される講座や研修、イベントの申し込みをまとめてできるプラットフォームアプリの用件定義に取り組んでいます。まずは学びをまとめる。そこから、一人ひとりの関心や経験、学びを可視化することで、それを求める人と人を繋げることができるのではないかと考えています。これにより、町がまるごと学校となり、リスキリングの支援や再就職、副業などいろんなことに派生できる可能性があるのではと考えています
〇鳥取での毛利彰美術館建設プロジェクト
旧知の毛利葉さんのお父さん、伊勢丹のファッション広告を支え、その後も様々な企業広告や雑誌、三島由紀夫さん、曾根綾子さんなどの作家の皆さんの表紙などを手掛けた職人イラストレーター毛利彰さんの残された8,000点はあるのではという原画を整理、保存し、それを多くの人に見てもらう美術館をつくりたいと鳥取市内で動いています。原画整理のワークショップをしながら、東京、大阪、海外での展示会も仕掛け中。AIでどんなイラストでも描けてしまう世の中だからこそ、個性と技術を持ったイラストレーターの育成は重要なことだと考えています。人の感性の可能性にかけて。

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